Tシャツ・ポロシャツの販売価格を見直します
平素より大変お世話になっております。
丸田ししゅうの丸田です。
タイトルに値下げとありますが、間違いではありません。
4月ご発注分からはTシャツ、ポロシャツなど一部アイテムではありますが、下方向への価格改定を実施します。
(2022年当社の販売価格との比較)
当社ではTシャツや帽子等の衣類(=以下ボディと呼称)の仕入れも行っているのですが
昨今の物価高上昇により、Print starやUnited Athleをはじめとする各ボディメーカーの希望小売価格も4月ご発注分から割増になっています。
もちろんその分だけ仕入れ値も上がっているので、上乗せした単価をお客様に計上しないといけないのが実情です。
一つ例を挙げますと、当社でこれまで2255円で販売させて頂いていたパーカは
同じ単価基準だと4月からは2750円で販売せざるを得ないことになってしまいます。
何も手をうたないとパーカ1着で500円の値上げになってしまうんです。
洋服で+500円はかなり大きいですよね。
しかも従業員さん20人分購入したら500円×20で+10000円ですからね。
ここで起きてしまう可能性としては、ロゴを入れずに無地のままでもいいか
もしくは刺しゅうではなくてプリントでもいいか、と事業主様が判断されることです。
値上げで苦しんでいるのってどの業界の企業さまも同じだと思うので
刺しゅう加工=コストとしてカットしたくなる気持ちもわかるんです。
しかし!
当社の企業理念は「刺しゅうで事業に貢献」ことです。
刺しゅうのクオリティや価格面ではない部分で、刺しゅう入りユニフォームが企業様の選択肢から外れてしまうのはあってはならないことだと考えます。
その為の企業努力の一環と致しまして、ボディの販売価格を見直し
これまで設定していたメーカー希望小売価格からの掛け率を2~5%下げさせて頂きます。
とはいえ!!
メーカーからの値上げ幅は品番によって大きく異なります。
先ほどのパーカはその最たる例で、販売価格を2022年と同じ2255円に設定をすると
4月からはこのパーカを販売すればするほど、赤字が膨らむという企業としてはまさに本末転倒な事態になってしまいます。
なので正直申し上げて、帽子やパーカ等のメーカーからの値上げ幅の大きい品番の商品に関しては
コスト高騰を吸収しきれず、どうしても当社からの販売価格も若干上げざるを得ないです。
ですが!
Tシャツやポロシャツは比較的メーカーの値上げ幅も比較的抑えられており
夏物衣類に関しては2022年の当社の販売価格よりも安く販売させて頂くことができそうです!!
おそらくこんなことをしているアパレル二次加工メーカーは当社だけでしょう。
仕入れ価格が上がったら販売価格に上乗せして利益を確保しようとするのは当然のことです。
だとしても!!
やっぱり刺しゅうは丈夫で高級感もあって、会社ロゴのイメージも上がるから
自社にとってなくてはならない存在だ、と考える事業者様の為に
会社ロゴ入りの刺しゅうTシャツ、刺しゅうポロシャツという選択を持ち続けて頂けるよう当社もできる限りの企業努力をして参ります。
仕入チャージについて
(有)丸田ししゅうでは受注生産方式で、注文が入った分だけメーカーからボディを仕入れて
刺しゅう加工を施し、お客様に納品しています。
そのボディをメーカーから当社に輸送する際に、どうしても仕入れにかかる送料が発生してしまいます。
この価格もメーカーにより異なりますが、1回の注文で500~800円は必要となります。
ボディ本体価格の価格改定は下方向に修正させて頂く分
小ロットご注文に関してのみ、仕入れにかかる送料の一部をお客様にご負担頂くような形にて調整できればと思います。
具体的な金額は下記の通りです。
1~9点:500円
10~19点:300円
20点以上:無料
※メーカー毎の数量での換算になります。
※ご注文全体の数量ではありませんので、予めご了承下さい。
その為、ご注文の際は同じ内容であればまとめてご依頼頂く方がコストは安くなります。
例えば新入社員が入社したからといって1ヵ月毎に1枚ずつ都度ご依頼頂くよりも
ある程度の枚数を見越して1回のご注文で12着で注文した方が圧倒的にお得です。
ユニフォームご発注の際は必要分を予め算出の上、数量をまとめて頂くよう検討頂ければ幸いです。
最後に
ここまでご覧頂きありがとうございます。
今回この価格改定を発表するかどうかというのも大きく悩みました。
いちいち言うことではないのかとも思いますし、機械のスケジュールに空きがあるかというとそうでもなく
既に5月中頃までの予定も組んであるので、新規のご依頼に応えることはできるかどうかというところです。
しかし、企業努力の姿勢を明確にしておくことは必要なこととすぐに思い直し、今回の発表に至った次第です。
なお、先述の価格改定は一般の私用・ユニフォーム用に刺しゅう製品を作成したいという方向けのお知らせであり
販売用グッズを製作したいというクリエイターの方やアパレル業をはじめとするプロフェッショナルの企業様
に関しては基準が異なりますので、予めご承知下さい。
なお今回ボディの販売基準を下げることができたのですが
当然ながら刺しゅう加工に関わる部分に関しても糸代をはじめとする原価増があります。
こちらに関しては大変心苦しい限りではあるのですが、一部サービスを値上げさせて頂いている次第です。
その為、オリジナルユニフォーム製作の予定がありましたら、今のうちお問い合わせ頂くことをお勧めします。
当社ではボリュームディスカウント方式をとっていますので
10枚以上、20枚以上、30枚以上、50枚以上、70枚以上、100枚以上と
数量がまとまっていれば、加工単価を下げることも可能です。
刺しゅう加工単価に関しては、数量に加えてデザインや加工サイズで
変わって参りますので、気になる方は一度お見積りフォームよりご依頼頂ければ幸いです。
今後も高品質の商品及び、刺しゅう加工を継続してお届けし、お客様に満足頂けるサービスの提供に努めて参ります。
何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い致します。