結婚式に刺しゅうグッズ

こんにちは。

丸田ししゅうの井上です。

 

GWの連休で初夏の暑さを感じ始めたかと思えば、気が付いたらもう一月終わってしまいましたね。

皆様はGWをどうお過ごしになりましたか。

私はウォッチリストに入れっぱなしだった映画を見たり、買ったけれどずっと放置していたゲームを進めたり、インドアな趣味を家で満喫していました。

元々帰省する予定だったのですが、地元が栃木県の日光市で、実家周辺にメインの観光スポットが密集していることもあり、今年は混むだろうと予想して帰省を諦めました。

連休の後、地元で働く友人に話を聞いてみたら、感染対策のための規制がかなり緩和されたこともあり、やはり前年度に比べて観光客の数は増加していたようです。連休中、日中は道路が混雑していて、少し外出するのにも車が動いているタイミングを伺わないと、混雑に飲まれてなかなか帰ることが出来なかったようです。

コロナ禍で減っていた観光客が戻ってくることは喜ばしいですが、コロナに全く感染しないというわけではありませんから、引き続き基本的な手洗い・うがい・消毒の習慣は続けていきたいですね。

そんな連休も終わり、気が付けば6月に入りました。

 

6月の行事と言えばジューンブライドが有名ですね。

6月に結婚式を行うと一生幸せな結婚生活を送れるとして、洋装結婚式の発祥の地であるヨーロッパ地域に伝わる伝統です。

その由来としてイタリア半島を中心に伝承されていた古代ローマ神話が関係していると言われています。

6月の英名は「June」。これは古代ローマ神話に登場する結婚・育児・出産の象徴であり、女性の守護神とされる「女神ユノー(Juno)」の名から由来しています。他にも6月を表す言葉の「Giugno(イタリア語)」、「Juin(スコットランド語)」は同じくユノーの名が由来であるとされ、広い地域で信仰されてきました。そして「6月に結婚すると女神ユノーの加護を受けることができて、生涯幸せになれる」と信じられています。

他にも、農耕が生活の中心だった時代では作付けの最盛期を避けて結婚式を行えた季節が6月であったことや、ヨーロッパ全体の気候とバカンスシーズンとの兼ね合いで、大勢のゲストを呼ぶのに6月が最適な季節であることも、ジューンブライドの由来と言われています。

では、日本にジューンブライドが広まったのはいつでしょうか。

気候が穏やかになるヨーロッパとは異なり、日本の6月は多雨多湿、梅雨の季節です。

不安定な天気の影響で6月に結婚式を行うカップルが少ないことから、1960年代にホテル業界やブライダル業界がヨーロッパのジューンブライドを取り入れて、経営戦略として6月の結婚式の印象を変えようとしたことが始まりと言われています。

現在では式場の空調や移動経路が整えられ、屋外が使えない雨の日に室内だけで式を行うことが出来る演出プランが多様になり、多雨の季節でも充実した結婚式を行えるようになりました。

また、秋のベストシーズンに比べて費用負担が軽いことや、新婚旅行先として人気のヨーロッパやハワイの気候が穏やかな季節であることから、ジューンブライドを行うカップルが増えているそうです。

以前、結婚式のウェルカムボードを刺しゅうでお作りするというご依頼がありました。

お二人が飼育されているペットのトカゲをメインモチーフにして、お二人の趣味に関係したイラストを各所に散りばめたデザインです。

プリント製品と異なる部分と言えば、やはり立体的で様々な質感を糸で表現できる点ではないでしょうか。

ボード全体がシンプルなデザインでも、光の角度や縫い方によって同じモチーフの中でも質感に差が生まれます。平面的なプリントのボードよりも、様々な角度から見て楽しむことが出来ます。また、糸を厚く盛り上げてより立体的にする縫い方も可能です。

温かみのある糸の質感が加わることで、ウェルカムボードの存在感と特別感が増すと思います。

 

活用方法はウェルカムボードだけではありません。

例えばウェルカムベアを置く場合、ぬいぐるみに着せる衣装に刺しゅうを入れるのも良いでしょう。

結婚式の会場に設置されるウェルカムベアにはウェディング衣装を着せるのが主流ですが、ご夫婦の趣味やお仕事に合わせた服を着せることもできます。

スポーツが趣味の方ならユニフォーム風の服を着せてみるのはどうでしょうか。

チームのロゴや背番号を刺しゅうすることで、衣装に特別感が加わります。衣装に直接刺しゅう加工をするのが難しい場合は、刺しゅうワッペンを張り付けて加工する方法もあります。

 

また、ゲストのイニシャルやイラストの刺しゅう入りハンカチなどを席札にしてはどうでしょうか。

紙の席札も素敵ではありますが、式が終わると役目が終わってしまいます。名入りのハンカチであれば式が終わった後も、持ち帰って実生活の中で使い続けることが出来ます。装飾が名入れだけと言うと少し寂しい感じもしますが、式の演出に合わせた書体や糸の色、文字の大きさを変えるだけでもテーブルの雰囲気に影響を与えます。シンプルだからこそ、慎重に選びたいポイントですね。

席札としても、ひとりひとりへのギフトとしても、おしゃれで他にないオリジナル感のあるものが作れます。

 

他にもリングピロ―に刺しゅうでデザインを入れて華やかにしたり、ゲストに小さなお子様がいる場合はベビーグッズや子供用品に刺しゅうを入れてプレゼントしたり、様々な場面で刺しゅうが活躍できます。

 

結婚式の会場演出、ゲストへのプレゼントなどを少しこだわりたい、特別感を演出したいという方は、そのアイデアの一つとして刺しゅう製品の活用をぜひご検討ください。

 

追記

2023年6月、有限会社丸田ししゅうでは一緒に働く仲間を募集しております。

 

幹部候補生-営業職としてお客様対応や、刺しゅう用のデータ作成を担当して頂きます。

パート・アルバイトスタッフ-製造現場に入って頂き、機械を操作して刺しゅう加工をして頂きます。

 

どちらも未経験者歓迎です。

というか、ほぼ100%の方が未経験なので、経験は全く気にしなくて大丈夫です。

 

上記文章を読んで興味のある方はリンク先にて募集内容をチェックしてみてください。

 

それでは皆様良い一日をお過ごしください。

2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930