作業着・ユニフォームの背中に刺しゅう

こんにちは。

丸田ししゅうの丸田です。

 

今回は会社や団体で使用するユニフォームについてちょっとした提案をしてみたいと思います。

 

 

 

それは。。

 

 

 

背中に大きく社名やロゴの刺しゅうを入れていませんか?

というものです。

そもそもユニフォームの背中にロゴを入れるとどんな良いことがあるのか。

また、表現をプリントではなく刺しゅうで入れると、どんな特徴があるのか。

早速みていきましょう!

 

 

背中に会社名、ロゴを入れるメリット

屋内・屋外を問わず、お仕事をされている多くの会社様が自分達のオリジナルユニフォームを持っていることかと思います。

 

割合としては左胸にワンポイントで入れているケースが多いですが

同じくらい人気なのが、背中に大きく入れる加工です。

 

背中に大きく入れることによるメリットはなんといっても

ロゴが大きくなり、目に止まる可能性が段違いに増えます。

 

ロゴのデザインにもよりますが、複雑なものだと

ワンポイントの場合、よーく目を凝らさないと詳細は分からないという可能性があります。

 

しかし背中だと横幅30cm程度で入れるケースが多く

それだけの大きさであればいやがおうにもロゴ全体が目にも入り

認知度の向上という面では各段に違いますね。

 

では次に背中への加工方法について説明していきたいと思います。

 

背中への加工はプリント?刺しゅう?

加工方法は大きく分ければ、プリントか刺しゅうになります。

 

このうちプリントが一般的ではありますが、選択肢の1つとして刺しゅうもお勧めですという内容の記事を前回書かせて頂きました。

飲食店の服装に刺しゅう

飲食店向けに胸へのワンポイントでのロゴ入れという内容です。

プリントは低価格というイメージありますが、ワンポイントであれば

刺しゅうも同じくらいの価格で加工が可能です。

 

同じ値段であれば、糸による光沢感、立体感、総じて高級感を出すことができて

洗濯にも強いという点で刺しゅうはたくさんの良いところがあるという内容になってます。

 

もう一度言いますと、前回の記事ではワンポイントとして取り上げています。

では背中の場合はどうなのでしょうか。

 

まず背中に何かロゴを入れる場合、大きく分けると2パターンに分かれます。

それは

 

①襟下にワンポイント

②背中に大きく

 

です。

 

①襟下は襟からすぐ下にロゴを大きくいれるというのは見栄え的にあまり一般的ではなく

この場合は家紋やロゴなどを10cm角以内程度で、ワンポイントで入れるケースが多いです。

こちらは左胸にワンポイントで入れるケースとほぼ同じ内容になるので

今回は次の背中に絞ってお話していきます。

 

②背中に関してはだいたい襟から10cm程度スペースを空けて

横幅30cm程度で大きくインパクトのあるユニフォームにするのが狙いですね。

 

背中に加工するにあたって、プリントと刺しゅうではどのような違いがあるのでしょうか。

 

 

背中プリントの特長

 

プリントの特長としては、何と言っても低コストで生産できることです。

特に100枚上作る場合はシルクスクリーンプリントという手法にすることにより

幅30cm程度の大きな柄でも1枚につき200~400円程度で生産することができます。

 

小ロットでも転写プリントという手法であれば小回りがきくので

1枚につき1100~1300円程度で加工できるというのがだいたいの相場感になります。

ただデザインや色数にもよるので、詳細はお問い合わせください。

 

費用面に加えて、プリントの方が再現性が高く

例えばアニメのキャラクターの細かい部分やグラデーションも表現できるのが強みです。

 

逆に弱みとしては擦れや洗濯に弱いという特徴があります。

車を運転する際にシートに擦れてプリントが剥がれてきてしまった

あるいは車の整備関係で油汚れが多く、業務用の洗剤で洗濯したら

プリントが剥がれてしまった、という話を耳にしたことがあります。

 

あくまで刺しゅうと比べてですが、耐久性という面では少し弱い傾向にあります。

 

また、裏起毛のスウェットや屋外作業用のドカジャンなど

内側が凸凹しているものはプリントも諸に影響を受けてしまうので

圧着が上手くいかず、剥がれやすくなるという現象も起きるようです。

 

そういう視点からみるとTシャツなど背中部分がフラットになる衣類は

問題なくプリントができるのでお勧めです。

 

ここまで読んで頂いた方で、プリントが良いという方はお問い合わせ下さい。

 

背中刺しゅうの特長

では次に背中刺しゅうの特長に関してみていきましょう。

 

まず刺しゅうの特性上、周囲を枠にはめて生地をピンと張る必要があります。

そのためアイテムの種類により可能な範囲が変わってきます。

 

①シャツやジャケットなど正面側を開けることができる衣類→最大幅25cm

②Tシャツやスウェットなど正面側を開けることができない衣類→最大幅32cm

となっています。

 

また、下糸といって衣類の内側にも糸が来るため

Tシャツなどのインナーを下着無しで着用した場合

接触面がチクチクして気になるという方もいるかもしれません。

 

しかし、刺しゅうは先述のドカジャンのようなモコモコしている衣類でも多少の段差は乗り越えていける

という特徴があり、その点は刺しゅうの大きな強みです。

 

なので、そういった特徴だけでみれば

インナー→プリント

アウター→刺しゅう

という構図が当てはまるかと思います。

 

 

次に、おそらくもっとも気になるであろう価格についてみていきます。

 

面で仕上げるプリントと違い、線で仕上げていく刺しゅうは、柄のサイズにより大きく価格が変わってきます。

 

柄が大きくなればそれだけ使用する糸量も増え、作業時間も増えるので、幅20cmも幅30cmも同じ価格、というわけにはいきません。

また、同じ理由でデザインによっても価格は変わってきます。

 

線だけの価格なのか、面を糸で埋めていくのかというところがお見積りを決める焦点になってきます。

では実際の加工例を見ながら説明していきましょう。

①お馬さん

②マンホール

 

左は先ほどもでてきたお馬さんのロゴです。

こちらは高さ20cm、横幅30cmで、1色で線だけのシンプルなデザインですね。

こちらは20点頼まれて1点あたり2500円で作業させて頂きました。

1点だけだと4000円はしてしまいます。

 

対して右は男の子がマンホールから顔を出してタバコを吸っているイラストになります。

サイズは同じく高さ20cm、横幅30cmで色数は12色使用しています。

縁取りもあって糸でバッチリ埋めているのが特徴ですね。

 

刺しゅうの風合いが出ていてとても格好よいと思います。

こちらは10点頼まれて1点あたり6000円で、1点だけのご注文だと8000円はしてしまいます。

 

プリントとの比較でいえば倍以上の開きがありますが

数量を多く発注されることで、単価を下げることが可能ですし、

擦れに強い、刺しゅうの風合いや高級感といった強みを重視するのであれば

アウターの背中に刺しゅうもお勧めです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

背中刺しゅうは高いから敬遠しているという方もいるかと思いますが

それでも条件次第で価格以上の付加価値が付きますので

耐久性を求めるような業種だったり、刺しゅうの格好良さを重視したいと思うようになりましたら下記バナーからお問い合わせを頂ければ嬉しいです。

 

それではまたお会いしましょう。

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