これが当社のモットーです。
少し解説していきますので、このままお付き合い頂ければ幸いです。
作業用ユニフォームやオリジナルウェア、
または販売用の物販品を製作しようとなった時に
だいたいの方が思い浮かべるのは「プリントTシャツ」だと思います。
プリントTシャツ自体は何も問題ないです。
私も好んでよく着ております。
でもちょっと待って頂きたいのです。
何も情報が無い為に、なんとなくのイメージ、文化祭でお揃いのTシャツを製作した記憶を辿って
プリントを選択されているのだとしたら、少し立ち止まって他の表現方法が無いか模索してみて下さい。
当社が提案するのは、刺しゅうという加工方法です。
刺しゅうとは
「糸によって文字や絵を表現すること」です。
企業ロゴやイラストを刺しゅうで表現することで
糸の立体感が生まれ、プリントとは違った独特の質感と表現になります。
それだけでなく、糸による光沢は製品に高い高級感を与え
無地製品を付加価値の高いグッズにすることが可能です。
オリジナルウェアの多数派はまだまだプリントですが
だからこそ刺しゅう加工を取り入れることで
よりオリジナリティが高まり、他との差別化・ブランディングへと繋げることができるのです。
繰り返しですが、刺しゅうが良い、プリントが悪いという話ではありません。
刺しゅうは
・柄が大きくなると料金も上がってしまう
・細かすぎる箇所は表現ができない
というデメリットもあります。
これらはプリントであれば問題がクリアになる点でもあるので
・背中に大きく会社ロゴをどーんと入れたい
・人物写真を入れたTシャツにしたい
といったご依頼があった場合は我々もプリントを勧めます。
当社は刺しゅう加工専門メーカーですので、当社にお声がけ頂いた場合は
プリント専門の協力会社に製作を依頼しますが、
私は前職がプリント系の会社なので、プリントの知識と経験はあります。
プリントの機械があれば作業もできますが、あえてしないことで
刺しゅうに特化したサービスを提供していきたいという気持ちがあります。
(写真は大人気の刺しゅうマスクを着用した担当者です。)
刺しゅうが活躍するのは下記のような場合です。
・工事現場や工場で着るので、すぐ剥がれない方がよい
・個人名のように1個ずつ異なる柄を入れていきたい
・販売単価の高い仕事をしているので高級感を出したい
・柄の大きさは5cm程度であまり大きくは入れたくない
・他の人(会社)とかぶりたくない
当てはまるものはありましたか?
刺しゅう加工にはデメリットもありますが
それ以上にメリットも多くあることがわかると思います。
刺しゅうもちょっと良いかも、と思って頂いた方がいたら
どうしても気になることがあると思います。
それは、加工にかかる費用です。
皆さんどうしても刺しゅうは高い、というイメージを持っている方がほとんどです。
そのイメージは概ね間違ってはいないですが、場合によって
プリントと変わらない価格になる場合もあります。
その価格の比較を出してみます。
当社でのプリント価格での比較です。
転写プリント
加工代1,210円×100枚+版作成代2,750円
=123,750円 1枚あたり約1,240円
刺しゅう
加工代2,940円×100枚+版作成代5,500円
=299,500円 1枚あたり約2,990円
いかがでしょうか。
刺しゅうが思ったより高くないという見方をされる方もいるかもしれないですが
金額ベースでみればその差は2倍以上してしまいます。
幅20cmを超えるような大きい柄に関しては刺しゅうは高単価になってしまうことが多いです。
刺しゅうと言えば、特攻服やスカジャンの虎のような柄が大きく入っているものを
イメージされる方が非常に多いので、マイナスの面がフィーチャーされてしまっているのが現状ですね。
ではもう1つ価格例を出します。
転写プリント
加工代528円×100枚+版作成代2,200円
=55,000円 1枚あたり約550円
刺しゅう
加工代374円×100枚+版作成代1,650円
=39,050円 1枚あたり約390円
どうでしょうか?
刺しゅうの方が安くなりました!
刺しゅうは高い、プリントは安い
というのは全くのステレオタイプということがお分かり頂けるかと思います。
我々のようなメーカーは加工にかける時間やインク代、糸代、などからお値段を算出しておりますが
これは決して大げさな表現ではなく、本当によくあることです。
なのでお問い合わせ頂いた皆さまはよく驚かれます。
刺しゅうなのにそんな価格でできるんですか!?と。
もちろん低価格には理由があります。
プリントのはどの会社の価格表を見ても
10cm×10cm以内 20cm×20cm以内、30cm×30cm以内
とおおまかに記載がされていることが多いです。
それは3cm×3cmのデザインを希望していても10cm×10cmに大別されてしまうことになり
10cm×10cmでもワンポイントでも同じ価格になってしまいます。
反対に我々は刺しゅうのお見積りを頂く際に1cm単位で細かく計算をしております。
会社PRの為に大きくどーんとロゴを入れたいという方(会社)は
3cmも10cmも同じ料金なので大きくプリントするのも良いと思います。
ですが、あまり大きくせずに控え目にロゴが入っていればよいという方(会社)だったり
例えばラルフローレンやフレッドペリーのようなオリジナルブランドを展開して
BASEやSTORESで販売をしたいという場合においては
刺しゅうの方が低価格で、しかも高級感があって他と差別化した製品が出来上がるというわけです。
グッズ製作においては安いからプリントにしよう、刺しゅうは高いから止めておこうではなく、
最終的に製品として仕上がった時のクオリティで決めて頂きたいですし
そこに刺しゅうという選択を持って頂けるような方を増やしていくことが
我々の使命という風に心がけております。
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